2020年04月21日
第1章 脳卒中について
脳卒中とは
脳の血管が詰まったり、破れたりしたためにその血管が支配している脳の領域に血液が行かなくなり、脳の細胞が死んでしまう病気のことです。
脳卒中の種類
脳卒中にはどのようにして血管が障害を受けたかにより、いくつかの種類に分けることができます。
①脳梗塞…脳の中の血管が詰まることによって起こる病気です。血管がどのようにして詰まったかによって、さらに2種類に分けられます。
・脳血栓:血液が血管の中で固まってしまい、血管が詰まるタイプ
・脳塞栓:脳の血管以外の血管から流れてきた物質が脳の血管に引っかかり、閉塞を起こすタイプ
②脳出血…脳の血管が破れてしまうことにより起こる病気です。
③くも膜下出血…脳を覆っている膜(硬膜、くも膜、軟膜の3つの膜で覆われている)のうち、くも膜と軟膜の間のくも膜下に出血が起こることによって脳が圧迫されて起こる病気です。
脳卒中になる原因
脳卒中を引き起こす原因としていくつか挙げてみたいと思います。
①高血圧 ②糖尿病 ③高脂血症 ④動脈硬化 ⑤心疾患 ⑥肥満
⑦飲酒・喫煙 ⑧運動不足 などなど
→→→血管に負担がかかりやすくなり、脳卒中を起こしやすくなる
脳卒中の後遺症
脳がダメージを受けたことにより、さまざまな後遺症がでてきます。人によって症状も重症度も違いますが、意識がはっきりしなくなったり、半身が麻痺したり、言葉がうまく話せなくなったり、ものがうまく飲み込めなくなったりといった後遺症があります。
普段から体を大事にし、脳卒中を未然に防ぐようにしましょう。